庭園農園のスタッフのEさんにエッセイを書いてもらいました
今後別サイトを立ちあげて、庭園農園を題材にしてエッセイや童話、短編小説等を掲載していきますが、まずは、試験的にこちらにご紹介したいと思います
感想などありましたらコメント欄にお願いします
それではまずは2021年春夏の庭園農園の風景、第一回目です
庭園農園歳時記(1)
人、植物、土、微生物、水、太陽、宇宙もあらゆるものはすべて繋がっています。
土の温もりに触れながら、その響きに耳を澄ましてみませんか?
今年の4月から手伝いをしているスタッフEです。
農園庭園の見どころをお伝えさせて頂きますね。
「あれ畑の中にもたくさんのお花が!」ガーデニング好きの私にとって、初めて訪れる農園庭園。
なかなか新鮮でユニークな景観です。
陽だまりの中パンジーやチューリップ、ハーブ、宿根草等々と一緒に野菜たちも温かく出迎えてくれました。
観賞用のお花と野菜は別々に育てるのが一般的かと思いますが、ここでは景観を大切にしつつそれぞれの持ち味をひきだしあう形で混栽されているのですね。
野菜のお花や葉っぱの形色、個性的で観賞用としても十分楽しめるということに気づきました。
大きな黄色いオクラの花、スイートピーのように可憐なエンドウの白花、野趣あふれるニラの花の群生、ユニークなネギ坊主等々。
もちろん食べる楽しみもありますが、こうして育っていく過程をじっくりと眺めてみることで新たな気づきを得られますし、自然のリズムを感じる喜びは何ものにも変えられない経験となりました。
4月の後半から5月にかけては、早速、夏野菜の植え付けをしていきます。
ゴーヤやキュウリ、トマト、ナスなどは、少し大きくなってきましたら支柱に誘因していき、少し遅れて枝豆やオクラ等も種まきします。
夏野菜たちは、太陽を浴びて本当にあっという間にすくすくと成長していきますね。
近くの保育所から二歳前後の子供たちも種の植え付け(ラディツシュや枝豆等)体験に参加して、器用に小さい種をつまんで一緒にまいてくれました。
特に今年印象的だった野菜作りは、初めて取り組んだスイカ栽培でしょうか。
スイカのツルはこれでもかというほど、四方八方に広がって絡まっていくのですね。
ですから、広い畑では、地面に奔放に這わせて育てるのもいいでしょうが、限られた菜園スペースですから、それなりに工夫が必要となります。
そこで玉ねぎネットを使っての空中栽培をオーナーの井上さんより指導して頂きました。
小指ほどの小さな産毛の生えたスイカの赤ちゃんがネットのゆりかごの中で成長していき、ずしりと重たいこだまスイカにまで成長する過程を見守ることが出来ました。
炎天下の水やりは大変な時もありましたが、味も甘味もあってなかなかのもので収穫の喜びはひとしおでした。
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