ジャズというとほとんど楽器奏者の話になるのが不思議である。
そもそもジャズで取り上げられる曲(いわゆる「スタンダード」)は、ほとんどの場合、戦前戦後のアメリカの「歌謡曲」だ。
どんなに素晴らしい音楽大学卒業の楽器奏者でも、演奏している曲は、「歌謡曲」
その原点であるところの歌手がなんとなく軽んじられるのは不思議なことだと思う。
現在、静かなジャズブームともいわれジャズクラブや屋外フェスティバルが人気となっている。
しかし何故か歌手の姿がない。
50年代60年代位には心を打つバラードを歌う歌手が良くいた
ここでもやはりバラードはその歌手の評価の指針なのである